2016年04月11日

人間はイカれてる


と、フィンチャーさんは言いました。

「ドラゴン・タトゥーの女」のデラックス・コレクターズ・エディションを
買ったんざます。ブルーレイ。
ブルーレイってやっぱり綺麗。字幕の字が特に綺麗。

で、特典ディスク?の方を見ていたら
フィンチャーさんがあの、いたずらっ子みたいな少年のような顔で
「人間はイカれてる」と言いました。

セブンや、ファイト・クラブや、ゲームや、ドラゴン・タトゥーの女
っていう大好きな映画を撮っているデヴィッド・フィンチャーさん。
あぁ、この人の撮るものが好きで、きっとこの人のこともわたしは好きだな
と思ったのでした。

フィンチャーさんて、少年みたいよね。で、サーみたいでもあるし
冷血っぽくもあるし、かなしそうでもあるよね。

特典を見ていたら本編も観たくなって、何度目か分からないけど観ました。
やっぱ好きだ!!

もちろんリスベットが大好きで、この映画の肝で、彼女ありきなのだけれど
リスベットを見るためにこの映画を観てしまうようになったら
きっとそれは悲しいことだと思います。

今回観て引っかかったのは、地下室での「独白」シーン。
ちょっとうろ覚えだけどこんな感じ。

「君は逃げることも出来た」

「人間はなぜ本能を信じない?
何かおかしいと思ったり、視線を感じたりする。
私は「酒でも飲まないか?」と誘っただけだ。

痛みへの恐怖より、相手の機嫌を損ねないかを気にするのだ」

ここがなんかもう、うぉぉぉ、ってなりましたんですの。
そうよね、そうなの、本当にそう。
なんか、人間をすごく表してる感じと、なんかもう、あいつがすごくて
うぉぉぉぉっ!ってなりました。

はーーー、好きな映画に浸れることのしあわせ。

posted by こはしいづみ at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジュラシック・ワールド


ブルー!OHブルー!!

ジュラシックシリーズは2作品観ている。
観てても観てなくても本作は楽しめる。
内容なんてあって無いようなものだからね!(洒落じゃないよ)

ハリウッドってすげーよなー
やっぱ映画ってこうじゃなくっちゃなーー
恐竜かっけーなー
すっげーなー
日本じゃこうは作れないんだろうなー
ほげーーー
って感じで観た。
おもしろかった、
これぞエンターテインメント。

もうちょっと色んな恐竜が観たかったし
せっかくの遺伝子操作種を出すんだったら、もっと奇抜でもよかったし
その辺はちょっと不満。(そりゃ、元になる恐竜が居てのハイブリッドなんだけども)
色だって色々あっていいはずだしね。

つっこみどころがいっぱいあってもいいんだよ。
そこでキスなんかしてる余裕ある??!?と呆れてもいい。
内容なんて無い
この映画は恐竜を愛でる映画なんだから。
(遺伝子操作や鑑賞動物、ひいては愛玩動物を造るという愚かさは
痛いほど感じる)

なんなら「ラプトル」を愛でる映画だ!
ブルー、デルタ、エコー、チャーリーがかわいい!
ブルーがかわいい!!

尚、ヴェロキラプトルは本当はとっても怖い危険な奴。
まぁ、この映画でもそうだけど。
過去作でもかなりの脅威だった。

★6.5/10


恐竜ってすごいなーー。
この映画の恐竜が本物とは言わないけど(古生物学的に)
恐竜には浪漫があるよね。
あぁ、恐竜図鑑が欲しくなってきた。

posted by こはしいづみ at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マイ・インターン


嫌な奴がひとりも居ない!!

まぁ、原則的には。

たとえば道ですれ違いざまに
「何か、軽く観られるおもしろい映画ないですか?」と
赤の他人に聞かれたら、この映画を教えようと思う。
そんな映画だ。(どんな)

あらすじ

ジュールズ(アン・ハサウェイ)は、急成長するファッションサイトを運営する
会社の社長。かわいい娘、家庭に入ってくれた夫に囲まれて、(表向き)は
家庭と仕事を両立させ生活する成功者だった。
そんな彼女の元に、ある日、40歳も年上のベン(ロバート・デ・ニーロ)が
シニア・インターンとしてやって来る。インターンの制度は、社会貢献の一環。
会社もジュールズも、まったくベンには期待していなかったのだが・・・


70歳でインターン(研修生?)になるベン(デ・ニーロ)のやさしい顔ったら!

デ・ニーロは色々やるし、本当にいい俳優さんだけど
こういうやさしい、泣き笑いみたいな笑顔が素敵だ。
本当にいるおじさんなんだよ。
映画だけどさ、映画なんだけど
観終わっても本当に、あのオフィスで働き続けてるの。

アメリカの会社っていいなぁって
映画でオフィスが映ったりする度に思うんだけど、本当にいいよね。
自由で、フラットでさ。いいなぁ。
フラットは必ずしもいい事ばかりではないし、わたしは基本的には嫌いだけど
こういうの見ると憧れるなぁ。いいなぁ。
仕事が楽しそうだよ。

日本は窮屈な仕事の仕方してるよな、って思う。
はぁ、いいなぁ。
現実には、馴染めないこと請け合いだけどね。

惚れた腫れた、切った張ったではなく
尊敬と情熱、努力、誠実さが溢れている作品だった。でもクサくない。
ひとつも説教くさくない。

観終わったあと、ここまですがすがしいというか、ほんわかというか
穏やかになれる映画も珍しい。
(単にわたしが観ないだけなんだけど)

あ、わたしは観るまで勘違いしてたのだけど
「プラダを着た悪魔」とは関係ない。続編でもなんでもない。

★7/10

posted by こはしいづみ at 15:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キング・オブ・コメディ


デ・ニーロを観る映画

とにかく、デ・ニーロのshowなんだよな。
みんなすごい。
イッテル人
自制心のある人
普通の人
そうじゃない人
みんなすごい。
でもこれは、デ・ニーロの独り舞台みたいなすごいショウを
まざまざと見せつけられているだけの気もする映画。

ベクトルの違う「タクシー・ドライバー」だよな、とも思った。

スターを夢見るコメディアンの卵、ルパート・パプキン(ロバート・デ・ニーロ)は、
テレビで大人気のコメディアン
ジェリー・ラングフォードに近づき、自分を売り込もうとする。
ストーカーまがいの付きまとい、売り込みをするもなかなか取り合ってもらえず
終いにはジェリーを誘拐し、一夜だけ、彼の代わりにテレビに出ることを強要する。
さて、彼はコメディアンとしての力を見せつけることが出来たのか?
果たしてスターになれたのか?

察するとか、場の空気を読むとか
気を遣うとか、気遣うとか
人間には良くも悪くもそんな能力が備わっているんだけど
欠落した人というのは確実にいる。欠落の度合いは色々あるけれど。

この映画の主人公のパプキンは
そういうのが著しく欠落している。
で、自宅に、ジェリーの番組のセットを再現しちゃったり
そこで自分を出演させてみたり、妄想もすごい。
本人はいたって真面目だし、なんなら超純粋。
だから手に負えない。

話しの通じない人の恐ろしさ。
チグハグな人のうすら寒さ。

怖い。
「コメディ」と入っているが、怖い映画だ。

パプキンは、夢を叶えたんだろうか

彼は、あの最後の場面の舞台で
幸せだったんだろうか
話すことがあったんだろうか

★6.5/10

posted by こはしいづみ at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月28日

バグダッド・カフェ


ジャスミンみたいには生きられないけれど

あらすじ

砂漠に芽生えた女と女の友情の物語。アメリカ、ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ道筋にあるモハヴェ砂漠のはずれ。そこにある、取り残された様な寂しげなモーテル“バクダット・カフェ”。ここをきりもりしているのは黒人女のブレンダだ。役に立たない夫、自分勝手な子供達、使用人、モーテルに居着いた住人たちにまで彼女はいつも腹を立てていた。そんなある日、ひとりの太ったドイツ女がやって来た。 (あらすじ by allcinema)

なにかものすっごい事件が起きるわけではないし
退屈と言えば退屈な人情劇。
だけどすっと心に入り込む、不思議な映画。

わたしは「構図」とかはよく分からないのだけど
この映画は、「この構図おもしろいなぁ」って思うシーンが多々あった。
あと、色が好き。

他者と一線を引く彫り師の女性
(彼女の「Too much harmony」(だったかな?)は最高だった!)
うさんくさい絵描きのおじさん
偏執狂のようにブーメランを投げ続ける短パン男
ハンモックが似合うインディアン系の男
「ブレンダ」しか言わない頼りない男
ピアノばっかり弾いてる幼い男
男には事欠かない自由奔放な女
ガミガミうるさいおばさん

免許が無くてお酒が売れなくたって
コーヒーメーカーが壊れたって
ボスが毎秒何かにイラついてたって
砂漠にポツンとある「バグダッド・カフェ」は生きていた。
こんな人たちと生きていた。

そこに突然やって来る太りすぎのドイツおばさん。
ジャスミンは砂漠に吹く風のようだ。
あぁでも、風は行ってしまうから
砂漠に咲く花かな。
白いドレスに合う黄色の花だ。

何も深くは語られないけれど
太ったドイツおばさん=ヤスミーン・ミュンヒクシュテットナー=ジャスミンが
胸に秘めているもの、感じているもの、をわたしは受け取って
どんどん、ジャスミンにはまっていく。
なんて魅力的な人なんだろう。
なんてかわいらしい人なんだろう。
なんて、美しいんだろう。

行っては返って来る来るブーメラン
砂漠の中の給水塔
何度か流れる「calling you」

観終わって、数日してからの方が、なんだかじわじわきているなぁ。

ただ、唯一、皆でわいわい盛り上がる、最後の「ショー」の場面が好きではない。
お揃いの衣装を着てね、盛り上がって、楽しくて、いいんだけど
あそこが異質すぎるっていうか、映画然としすぎというか。。
「最高潮」「見せ場」の作られた感 を感じるというか
安直すぎるというか、安っぽいというか・・・
なんだかうまく言えないのだけど、もうちょっと素朴なのがよかった。

彼に言わせると、あれは、あれくらいの行ってる感がいいんだそうだ。

★7/10

posted by こはしいづみ at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ファンボーイズ


トレッキー? No!! スターウォーズマニア!!

注:わたしはスターウォーズファンではない。
どちらかといえばスタートレックが好きだ。
セブン・オブ・ナインが出て来るの大好き。

あらすじ

高校時代からの仲間で『スター・ウォーズ』オタクのエリック
(サム・ハンティントン)たちは、末期ガンで余命わずかの友人に
新作『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を観せようと、
ジョージ・ルーカスの本拠地スカイウォーカーランチを目指す旅に出る。
しかし、彼らの行く手には対立する『スター・トレック』ファンとの遭遇など
さまざまな困難が待ち受けていた。

(あらすじ by Yahoo!映画)

スターウォーズは正直好きではない。
多分、一作品だけ見たことがある。
なんでこの映画観たんだろうなぁ・・・
まぁ、楽しかったけど。

なんかバカだしさ、軽いしさ、バカだし、下品だし
アメリカって・・・って思うんだけども、やっぱバカで
汚くてお下劣で、でもアホらしいなりのまとまりがあって憎めない。

スターウォーズファンなら、色々気付くこともあって
きっとすごく楽しめるんだろうなぁ。
知らないなりに楽しめたから。

好きなものが、大好きな仲間
いつかちゃんと「大人」になって
分別を弁える
弁えざるを得ない時がくる。

でも、大好きなものを
大切な仲間と分かち合う。
バカで下品なのに、キラキラしたものがある。

ちなみに、まとめて6本映画を観たのだけど
彼はこの映画が一番「残った」と言っていた。
残ったってのは広義で、好きなのか良いのか面白いのか
図り兼ねるところがあるが
残ったらしい。
(他は、バベットの晩餐会/LIFE!/パリ、テキサス/キング・オブ・コメディ
バグダッド・カフェ)

★5/10

posted by こはしいづみ at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月23日

パリ、テキサス


toでもなく、fromでもなく、atでもない


誰も傷つかないといいな
誰も傷ついてほしくないな
そう思いながら観ていた。

トラヴィスが困っている
トラヴィスがはにかんでいる
トラヴィスが悲しそうな顔をする

困ったおじいちゃんの顔がたまらなくせつない。
おじいちゃん(というほどの歳ではないが)の赤い帽子がかわいい。
マリオみたいだ。

やせ細って、ボロボロのスーツで
乾いた土地を歩き続けるトラヴィス。
彼はどこに行くんだろう。
彼はなにを探しているんだろう。
彼は絶望しているのか
彼は望んでいるのか

あらすじ

砂漠を一人の男がさまよっている
その男は、トラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)
汚れた放浪者のようなその男は、砂漠の中のガソリンスタンドで
氷を口にし、そこでついに倒れてしまう

トラヴィスは4年前に失踪していた
彼を迎えに来た弟ウォルト(ディーン・ストックウェル)と
カリフォルニア州ロサンゼルスへ行く途中
やっと口にした言葉は「パリ」だった…

(あらすじ by wiki)


トラヴィスは妻を愛しすぎた。
トラヴィスは苦しくて
疑い、苛まれ、責め、嫉妬し、壊れた。
トラヴィスは子供を離した。
4年間行方知れずで
弟に見つけられ
子供と会う。

弟という父親
自分という父親
愛した妻という母親
愛情を注ぐ、弟の妻である母親
産んだもの、血のつながり、育てているもの

トラヴィスは離したのに
トラヴィスは手繰り寄せたから
トラヴィスのことを
「薄情もん」「無責任」「身勝手」と言う人もいるだろう。
実際、やってることはその通りだ。

でもわたしは、トラヴィスが憎めない。
わたしがトラヴィスの子供ではないからだろうが

トラヴィスは正直で、誠実で、とても不誠実で
純粋で、愛情を知っていた人だったのだと思う。

手のひらの上で見た愛情の取り回しが分からなくても
掌の中で感じた愛情の何たるかを知っていた人。

彼は弟のブーツを履いて
今もパリを探しているんだろうか。

パリはもう、探さなくてよくなったんだろうか。

トラヴィスが
歩いているといいな。
みんな傷ついたけれど
歩いているといいな。

カンヌ映画祭 グランプリ獲得

★7/10

あ、感想・・・
映像と音楽、言い過ぎない人間の内実がすばらしい、染みる映画。

振り返ると
ハイウェイの上で、喉が張り裂けんばかりに絶叫していた男のシーンがすごく印象深い。
なんだっけな
「世界に安息の地はない。(安全な場所は無い?)」
「諸君は帰らざる国に引き渡される」そんな事を言っていた。

posted by こはしいづみ at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バベットの晩餐会


食べるということは欲望で、殺すということ

えーー、この映画は物騒な映画じゃないし
「命を頂く」ということをどうこう言っている映画でもない。

ただ、敬虔なプロテスタントの姉妹が慎ましやかに暮らしていることと
きっと最初で最後であっただろう、豪奢な晩餐の対比を感じたので
冒頭の文章になった。

食事っていうのはやっぱり、欲望なんだよな。
おいしいものを食べると幸せだし
おいしいものを大切な人と食べて、そうやって死んでいきたい。
そして、ウズラやアオウミガメやいろいろなものを
殺して頂いているということなんだよな。
なんかズレてるかもしれないけれど、そういうことを感じた。

あらすじ

19世紀後半のデンマークの小さな漁村。
プロテスタント牧師の父を持った姉妹の下へ、パリ・コミューン(パリ市民による自治政権)
により父と息子を亡くした女性バベット(ステファーヌ・オードラン)が移り住んでくる。
月日は流れやがて、知人にもらった宝クジにより一万フランを得たバベットは
その金を使い村人たちのために晩餐会を開く…

(あらすじ by allcinema)


静かにしみじみと降り積もっていく映画だった。
そしてなぜか分からないけれど
最後にすっと、一筋だけ涙が出た。
悲しみではなく、でもなんだかよく分からない涙。
そして、この映画の「意味」は
まったくちゃんとは理解していないと思っている。
伝わり足りないので、評価はちょっと低い。

「貧しい芸術家はいない」
「あの世に持っていけるのは、人に与えたものだけ」
いいセリフだ。

1987?88?にアカデミー賞外国語映画賞を受賞

★6.5/10

posted by こはしいづみ at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月22日

LIFE!


切り取るものと、切り取らないもの、そして美しいもの


テレビCMでだったと思うのだけど
宣伝を見るに、まったく食指の動かない作品だった。

空想癖のある人の
空想の世界を見る映画

これがこの映画の認識だった。

あながち間違ってはいないが
映画を観はじめて少しして、彼と交わした会話は
「思ってたのと違うね」だった。
広告って大体においてひどいもんだ・・・

空想もある
予定調和もある
そこで電話通じるの?ってツッコミもある
そして冒険があって
ミステリーがあって
美しいものがある

実在した「LIFE」という雑誌社が舞台。
LIFEと言えば表紙が特徴的なグラフ雑誌だ。
(この映画の内容が実話なわけではない)

空想癖のあるウォルターは写真管理の仕事をしている。
彼は気になる女性に声もかけられず、お金の管理に頭を悩ませ
時々空想の旅に出る、冴えない中年男。

ある日「LIFE」がデジタル化されることになり
人員整理が行われることに。
「最後のLIFEの表紙には25番を使え」と偉大なるカメラマン
ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)にネガを託されるが
肝心の25番が見当たらない。

ウォルターはショーンを探す旅に出る。

グリーンランド、アイスランド、アフガニスタン、ヒマラヤ

広大な世界
美しい風景
そして空想

ウォルターのスケボーシーンが素敵。
ショーンが煙に向かっていく後姿が素敵。
酔っ払いが犬にからんでるシーンが素敵。

ここで作品中にも出て来る、LIFE誌のスローガンを

To see the world,
世界を見よう

Things dangerous to come to,
危険でも立ち向かおう

To see behind walls,
壁の裏側をのぞこう

To draw closer,
もっと近づこう

To find each other
もっとお互いを知ろう

and to feel.
そして感じよう

That is the purpose of life.
それが人生の目的だから


わたしはショーン・ペンが大好きなので
頭がおかしいのかもしれないけれど
この映画の一番のシーンは
ショーンと「幽霊ネコ」を待っているシーンだと思うのだ。
というか、ショーンがもう、全部食ってると思うのだ。
あの存在感はすごいなぁ。

もちろん監督&主演のベン・スティラーも凄い。
変わっていく、一人の男は凄い。
でも、ショーンなんだよな、わたしには。

ショーンが笑う。まぶしそうに見る。傷つく。
ショーンが、わたしはただただまぶしくて、嬉しくなる。

「時々ね」って話すところが好き。
目の前に待ち望んだものが在る。それなのに
ファインダーをのぞかずに彼はそれを見やる。
そんな彼が25番を美しいと言う。
漁船に乗り、族長に会い、セスナ機の上でカメラを構える
そんな彼が「美しい」と選んだもの。

わたしは写真なんてさっぱり分からないけれど
何かを撮っている時に
撮ることを止める時がある。
これを今、わたし自身の目で見ずして、何の意味があるんだろう
そう思って、撮るのを止めることがある。

ショーンが「時々ね」と話したそれは
美しくて、愛しいものだ。
時間、空気、感触、感覚
それは誰にも邪魔されたくない、美しさ。

ご都合主義だっていい。予定調和だっていい。
この映画はなかなかどうして、すごく、いい。

原題は
The Secret Life of Walter Mitty
1947年に公開された『虹を掴む男』のリメイク

★7.5/10

posted by こはしいづみ at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クリムゾン・リバー


題材の無駄遣い

これもテレビ&吹き替えだけど「観た」ことにして感想を

撮りたい画がありました
脚本はうまく書けませんでした

って感じ。
オープニングで力を使い果たしてるような・・・

核の部分はいいのに、表現というか
伝える意思というか
そういうのが薄い気がした。

理解力がないくせにボーっと見てるのが悪いのだけど
途中から一気に
おや?なんだっけ?なにがあったっけ?なんでこうなった?状態に・・・
いや、それで「解らない」=薄い、脚本が弱い
と言ってるわけではない。
解ってたところでその感想は同じ。

それは心象なのか、背景なのか、人物構成なのか、説明なのか
何とは言えない
何かは分からない
けれど、掘り下げようがもうちょっとあったんじゃなかろうか・・・
と思ってしまう。

なんか残念な映画だった。

★3/10

posted by こはしいづみ at 13:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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